Seminar Topics

Disaster Prevention

Disaster Preventionグループでは、各国の災害の対策について議論しました。

近年、環境の変化により、年々自然災害が増加しており、特に日本は災害大国と呼ばれ、一年中様々な災害に見舞われています。 「災害に強い社会」をつくるために、どのような災害が存在し、どのような対策がとられているかについて知ることが大切になります。 防災チームでは、ソフト面、ハード面の両面から各国の主要な自然災害の対策について議論し、今の対策をどのように改善すれば改良できるかについて検討しました。

Hydraulic

Hydraulicグループでは、津波対策を日本・台湾・韓国の3カ国で比較することで議論を行いました。

2011年の東日本大震災では多くの人が津波の犠牲になりました。津波は日本だけの問題ではなく、台湾や韓国でも過去100年のうちに何回か津波による大災害を経験しています。しかし各国でとられている津波対策はそれぞれ異なっていて、津波に対する意識にも差がありました。今回、3カ国における津波のハードとソフトの対策を比較し合い、各国の対策の長所と問題点を議論することで、今後の津波対策の方向 性について検討しました。

Transportation

Transportationグループでは、首都直下型地震が交通システムに及ぼしうる被害に対する復興策として如何にレジリエンスを高めるかについて議論しました。

首都高速道路の経年劣化、世界一の鉄道利用者数等の日本特有の問題を踏まえると、首都直下型地震は日本の交通システムに深刻な被害を与えることが想定できます。 Transportationグループでは、各国で実施されている、あるいは研究されている交通システムの復興策を考慮し、 ハード・ソフトの対策にITSを組み合わせたレジリエントな交通システムを構築する施策について検討しました。

Structure

Structureグループでは、各国の橋梁の地震対策について、ハード・ソフトの両方の観点から議論しました。

Structureグループでは、地震が起こる前の橋梁の被害の予測手法、地震が起きたときに耐久性を持つ橋梁の構造、地震が起きた後に早急に補修措置をとるための法律の整備など、 多岐に亘る観点で議論しました。各国で地震のリスクは異なるので、各国で蓄積された地震対策の考え方や手法も異なっていました。 それらのバックグラウンドや各国の最先端の技術を共有して、最適な地震対策の方法について検討しました。

Geotechnology

Geotechnologyグループでは、各国の斜面災害や液状化の現状と対策に関して議論を行いました。

各国の特徴的な地盤災害として、主に日本や台湾では地震に伴う液状化の被害が発生し、韓国では斜面崩壊が発生しています。 その背景には、緩い砂質地盤や高地下水位などの地盤特性や、豪雨や地震動などの自然現象が要因となっています。 そこで、液状化や斜面崩壊についてのメカニズムを理解し、今私達の生活している地域の地盤特性について調査することで、 私達の地盤災害に対する意識を高めるような議論を行いました。さらに、災害レジリエンスを高めるための問題点や、今後どのような対策を取っていくべきかの検討を行いました。