Seminar Topics

Structure

Structureグループでは、インフラ構造物の安定性追求のための方策について議論を行いました。

私たちの日々の暮らしを支えている、トンネルや橋梁などのインフラ構造物。しかし近年では、各種インフラ構造物の老朽化問題が顕在化、日本でも笹子トンネルの崩落事故を契機に衆目を集めています。 Structureグループでは、インフラ構造物を対象に、各国の過去の建設事例や災害事例のレビューを実施、得られた知見を共有することで、 構造物の安定性追求のための方策について模索しました。

Hydraulic

Hydraulicグループでは、水災害における治水構造物の安定性に関する議論を行いました。

治水構造物は、津波や洪水といった水災害から人間を守る役割を果たしますが、その成就のためには構造物の安定性の担保が不可欠です。 Hydraulicグループでは、堤防やテトラポッドといった河川・海岸の治水構造物を対象に、過去の災害のレビューや水理実験の実施により得られた知見を共有することで、 治水構造物に求められる安定性の追究に努めました。

Urban design

Urban designグループでは、世界の各都市の事例分析を通して都市におけるStabilityとは何か、議論を行いました。

何万人もの人が暮らし、一国の経済を支えている都市。その都市が何年にも渡って持続していく為には、都市に潜むあらゆる脆弱性を克服しなければなりません。 そこでUrban designグループでは、世界の都市の事例を読み解くことを通じて、都市の持つ脆弱性にどのようなものが有るのかを議論し、 どうすれば都市がStabilityを持つことが出来るかについて提案を行いました。

Construction Management

Construction Managementグループでは、コンストラクションマネジメントや設計の分野に進出するのに足りないスキルとは何か、議論を行いました。

日本、韓国、台湾の建設企業は共に世界の建設市場に進出しています。しかし、韓国企業を取って考えると、韓国はあくまで建設業務に進出しているだけで、 大規模工事においてゼネラルコントラクターを束ねる役割を有するコンストラクションマネジメントや設計の分野にはあまり進出できていません。 そこで、各国の建設企業の業績拡大や利益の増加のために、各国で世界における自国の建設業界の現状や国際建設市場の仕組みを勉強することで、各国に足りない能力を発見し、それを改善するための方法を提案しました。

Geotechnology

Geotechnologyグループでは、構造物建築における一番の基礎となる地盤について、その各国における特色を踏まえながら議論を行いました。

日本を例に挙げると、浦安をはじめとした埋立地においてはその地域特性から、東日本大震災などの地震が起きると、時として液状化などが問題として発生したりします。 それ故、地域に合わせた適切な施工方法の選択と実施が必要となってきます。 日本・韓国・台湾の抱える地理的特性とそれに対する対処法について、事例ベースで議論を進め、意識の共有と各国における解決策の新たな提案を模索しました。