Seminar Topics

Structure Engineering

Structureグループでは、原子力発電所の立地や設計、災害対策などについて各国の類似点や相違点とその理由を議論した上で、原子力発電所の新たな設計についても議論を行います。

事前調査では、自国の原子力発電所や原子力産業の現状について調査を行い、原子力産業の長所や短所について分析をすることで改善の余地を探ります。
また、自国以外の2ヶ国における原子力産業について情報を収集し、疑問点や質問などを挙げておきます。

TSA期間中には、事前調査の結果をプレゼンし、各国の設計の類似点や相違点、そしてその理由について議論を行います。

Geotechnical Engineering

Geotechnicalグループでは、地盤の液状化について議論を行います。

まず、各国で地盤液状化が発生した事例について調査を行います。
原因となった地震の詳細や液状化が発生した場所、液状化によって引き起こされた被害などについてまとめます。
その上で、地盤液状化による被害を防ぐ方法について議論を行います。
液状化発生可能性の推定や液状化災害の減らし方などについて見識を深めます。

Computer-Aided Engineering

Computer-Aided Engineeringグループでは、災害の予防やその被害軽減策へのコンピュータ支援技術の応用について議論を行います。

事前調査では、自国でかつて発生した大きな災害の概要とその被害について調査を行います。
また、国内・海外に関わらず、現在利用可能な災害の予防技術や被害軽減技術についても調査を行います。

TSA期間中には、かつての大災害が発生した時点で利用可能な技術を用いて、その大災害による被害をどのように軽減できたであろうか、ということについて考えてみます。
また、IDEALモデルを用いて、現在の技術もしくは未知の技術を用いた被害軽減策を探求します。
(※IDEALモデルについて: Wikipedia / Carnegie Mellon University

Transportation Engineering

Transportationグループでは、都市災害に対する交通ネットワークの信頼性を扱います。

事前調査では、自国(の首都)で発生した災害をリストアップし、また都市における災害時の避難計画の概要やその立案過程について調査を行います。

TSA期間中には、まず事前調査の結果を発表し、その上で各国の事例における類似点や相違点とその理由について議論を行います。
そして、他国の交通ネットワーク設計や避難計画から学ぶことのできる点について理解を深めます。

Hydraulic Engineering

Hydraulicグループでは、ダムの決壊やダム下流での洪水を防ぐために必要となる各種予測手法などを扱います。

世界的な気候変動により、異常気象がより頻繁に発生し、降雨量が増加する地域が多くなっています。
もしダム水位がダムの高さを超えれば、ダムの決壊や下流での洪水が発生してしまいます。

そこで、各国のダムについて簡単に概要を紹介した上で、ピーク流量を推定するために必要なパラメータなどについて議論を行います。