堀川清司名誉教授日本学士院会員に選出される Professor Emeritus Kiyoshi Horikawa assigned as a member of The Japan Academy

 去る12月12日に開催された日本学士院総会において,堀川清司東京大学名誉教授が学士院会員に選出された.
 堀川氏は,1952年に東京大学工学部土木工学科を卒業され,同講師,助教授,教授,工学部長を経て定年退官の後,埼玉大学および武蔵工業大学学長として大学運営の第一線でも活躍された.

 堀川氏は,海岸工学の先駆者として一貫した研究を続けられ,理論と実験・観測データを用いた海浜変形予測手法の開発に寄与し、海岸工学を学問の一分野として確立するという偉業を成し遂げた。この業績は広く認められるところであり、これにより、土木学会論文賞、紫綬褒章、日本学士院賞等多くの賞を受賞し、さらに文化功労者として顕彰され、瑞宝重光章を授けられた。国際的にも米国土木学会において海岸工学分野で中心となる海岸工学評議会の代表委員を長年にわたって務められるなど著しく活躍され、国際海岸工学賞(ASCE)を受賞されている。

 土木工学分野での学士院会員として岡本舜三先生を継ぐものであり,学術分野における土木工学の発揚として、土木工学分野からの先生のご就任を栄えあるものとお慶び申し上げるとともに、先生のお元気なご活躍をお祈り致します。

 

Professor Emeritus Kiyoshi Horikawa has been assigned as a member of the Japan Academy. Professor Horikawa graduated from Civil Engineering Department of the University of Tokyo in 1952 and served as the professor from 1967 To 1988. He established the field of Coastal Engineering as a field in Civil Engineering through his theoretical, experimental and field studies. His assignment succeeds that of Professor Shunzo Okamoto in 1987.

 

http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2007/121301.html