生研目黒研究室がMondialogo Engineering Awardを受賞

生研目黒研究室博士課程のNavaratnarajah Sathiparanさんが,Oxford University(UK),Nepal Engineering College (Nepal),Indian Institute of Technology, Munbay (India)との共同検討チームの一員としてMondialogo Engineering Awardを受賞しました.本賞は,UNESCOとダイムラー・クライスラー社がエンジニアリングを学ぶ世界の高等教育機関の学生同士の知識交流を目指して主催するもので,開発途上国が抱える問題への持続的な解決策を提案するトップ10チームに対して贈られます.本チームは,「ヒマラヤ地域におけるNon-Engineered建物の耐震性向上のための提案」として,現地の建設作業員を対象とした耐震性を考慮した建設技術(目黒研究室がこれまで研究をすすめてきたPPバンドを利用した簡易な耐震補強法)とそのトレーニングプログラムの提案を行いました.各チームは先進国と途上国の2つの大学生グループで構成されており,第2回目となる今回は世界89カ国から809チームが参加しました.解決策の実現可能性,異文化間における協力関係などの観点から審査が行われ,受賞チームには,提案を実現するための支援金2万ユーロが贈られました.