沖・鼎研究室が日経地球環境技術賞を受賞

沖大幹教授、鼎信次郎准教授(生産技術研究所)のグループが「バーチャルウォーターを考慮した世界の水需給推計」で、2008年(第18回)日経地球環境技術賞を受賞しました。人間活動も含めたグローバルな水循環水資源モデルを開発し、気候変動や社会の変化も考慮しつつ世界の水需給を推計できるようにした成果に加えて、輸入した食料を国内で生産した場合に必要となる水の量(バーチャルウォーター)や、実際に生産に使われた水資源の量や起源を知ることができるウォーターフットプリントを推計して世界の水問題と日本の生活をわかりやすく結びつけて示し、世界の水問題への一般社会の理解を深めるのに貢献したことが評価されたものです。沖教授は、「今年の受賞は水と食料と気候変動に対する昨今の社会の関心に対応している様なので、ラッキーだったなぁ、という気がします。この研究に携わっている学部学生や大学院生にとって大変励みになると同時に、これまで様々な形でこの研究に関わってくれた卒業生のみんなとお祝いをしたいと思います。」と喜びを語っています。

 

授賞式は2008年11月12日に大手町の経団連会館で執り行われ、その様子はあくる13日の日経新聞でも報じられました。