学生からみた社会基盤学科
2020

コロナ禍での学生生活について、主に聞きました。
増橋 佳菜
増橋 佳菜
学部3年(Aコース)
学生と教員の距離感が近いアットホームな環境の中で、自分の勉強したい分野を実践的に伸ばすことができます。都市計画分野を扱う応用プロジェクト1では、事前復興事業・駅まち再開発事業・リニア事業の実際のプロジェクトを対象とすることで、実在のまちをかたちづくる責任感とやりがいを肌で感じることができました。模型製作や議論の場もオンラインとオフラインの併用によって、不自由なく提供されていました。
稲福 勇也
稲福 勇也
学部3年(Cコース)
社会基盤は多様な人々の生活を支えています。ですから、社会基盤学科には色とりどりな授業科目が揃っていて、広い視野が身につきます。また、必修科目が比較的少ないので、他学部他学科の科目をとることもできます。みなさんの興味に応じた学びを深めてくださいね。
西尾 典紘
西尾 典紘
学部3年(Bコース)
地盤保全工学の少人数セミナーでは、現地調査と大学内での実験を通じて、2008年の岩手・宮城内陸地震で発生した栗駒山の地滑りについて、未だはっきりとわかっていないそのメカニズムを考えました。社会基盤学科で取り扱う問題は我々に身近で、かつ差し迫ったものが多く、やりがいがあると感じます。
福谷 きり
福谷 きり
学部3年(Bコース)
座学で学んだことを演習や少人数ゼミで実践できることが大きな魅力です。例えば土質/地盤研の少人数ゼミでは、感染症対策に細心の注意を払いながら千曲川流域で現地調査を行い、台風19号(2019年)による堤防の破堤メカニズムを確認しました。同期や先生も親しみやすい人が多く、対面ではなかなか会えない中、同期でのzoom飲みや先生方主催のメンター会で頻繁に交流しました。
橋本 拓幸
橋本 拓幸
学部3年(Cコース)
座学だけでなく演習形式の授業が数多く開講され、履修の自由度も高いので、社会基盤学という大きな括りの中で自分の関心を広げていける点が魅力です。私はこれまでに、自動運転社会のまちづくりを考えるプロジェクトや地滑りの現地調査・実験など、様々な演習に参加しました。
多様な講義と演習を通じて、社会基盤学と実社会の繋がりや各研究室の魅力を知っていくことで、進振りの段階で「これがしたい!」というのが見つかっていない人も、自分が夢中になれる分野がきっと見つかるはずです。
今川 晃一
今川 晃一
学部3年(Cコース)
これまでの社基ライフで最も印象に残っていること…。それは、「どんな場所にも誰かの熱い想いが込められている」ということです。例えば、景観研究室と土質/地盤研究室が合同で実施した少人数セミナーでは、多摩ニュータウンの設計者と直接お会いし、まちづくりに懸ける想いを聴くことができました。みなさんが暮らしているまちにも必ず誰かの思い出が詰まっているはずです。誰かの思い出を創り、守りたい…。そんな方はぜひ社会基盤学科へ!