DEPARTMENT OF CIVIL ENGINEERING. THE UNIVERSITY OF TOKYO 東京大学社会基盤学科 社会基盤学専攻
  • 学科で学びたい方
  • 大学院で学びたい方
  • 東京大学社会基盤学科とは
  • 各種情報・お問い合わせ
ENGLISH SITE Facebook

他大学・他学科から
社会基盤学科に進学した
在学生・卒業生インタビュー

他大学・他学科から社会基盤学専攻に進学した在学生・卒業生に、
社会基盤学科に進学した理由や学科で学んだこと、
これから社会基盤学科への進学を目指す方へのメッセージなどについてお聞きしました.

Q1 なぜ東大社会基盤学専攻に進学しようと考えたのですか?
Q2 今どのような研究/仕事をされていますか?
Q3 講義や研究室生活はいかがですか?(現役学生)
   大学院での生活が今どう役立っていますか?(卒業生)
Q4 これから大学院への進学を検討している大学生に向けて一言お願いします

2023年時インタビュー

九州大学 地球環境工学科 建設都市工学コース 出身

竹崎 奏詠

記事執筆時 修士課程在学中
  • Q1:「局所洗掘による河川橋脚基礎の不安定化問題」に取り組みたいと思ったからです.この課題は,昔から問題視されてはいましたが,近年の豪雨の頻発化・激甚化に伴いより重要視されるようになってきた課題の1つです.私はこの重要性に惹かれましたが,それと同時に,九州大学で取り組んでいた研究(洗掘による防波堤の被災過程を数値解析を用いて表現する)で得た知見および考え方を河川橋脚基礎にも活かせるのではと思いました.そのため,河川橋脚基礎の不安定化問題に取り組んでいる土質/地盤研究室に進学することに決めました.
  • Q2:上述した「局所洗掘による河川橋脚基礎の不安定化問題」の解決に向け実験的検討を行っています.この研究を始めた当初は,実験的検討では数値解析とは異なり,実験をすれば何かしらの「結果」が得られるため研究そのものが容易であると考えていました.ところが,水の流し方,土の構成といった実験条件を少しでも変えると橋脚が倒壊に至るまでのプロセスが大きく変わってくるため,一筋縄では行かないことを痛感しました.一方,研究を進める中で,ある規則性などに気がついた時はその分感動が大きく,やり甲斐を感じます
  • Q3:講義について:視力が元々良くないので,オンラインでの講義は非常に助かりました.また,興味を引く話題が非常に多く,大変勉強になりました.
    研究生活について:東大では実験設備が非常に充実しており,思う存分研究に没頭できる環境が整備されていると思います.とても恵まれた環境で研究ができていることに感謝しています.また,私の場合は,実際に局所洗掘で被災した河川橋梁の現地調査に出向いたりと充実した生活を送ることができています.
  • Q4:上述したように,東大では研究に没頭できる環境が整備されていると思います.大学院から別の大学院に進学するには結構な勇気が必要ですが,非常に充実した研究生活を送ることができます.是非チャレンジしてみてください.



横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科 出身

岩井駿介

記事執筆時 修士課程在学中
  • Q1:学部で土木を学び、国際的に直面している老朽化するインフラの点検・維持管理の課題に関心を持った私は、点検の在り方に革新をもたらそうとしている研究室が東大社会基盤学専攻にあることを知りました。社会の最前線の動向を肌で感じながら、社会課題の解決に貢献したいと思い進学を決めました。 社会基盤学で取り扱われる内容は多岐にわたり、様々な専門領域が総合化した専攻です。OB,OGの方々が多彩な分野で活躍しているように、様々な専門性と視座を持った人と仲間になることができる東大社会基盤学専攻の魅力にも惹かれました。
  • Q2:現在、膨大な数の橋や道路などのインフラの老朽化によって社会資本の安全性が脅かされています。 私はインフラの点検・維持管理の在り方を変えようと、直接目では見えない構造物内部の状態をレーダを用いて高解像度で透視しようとしています。 レーダから取得される反射波はアンテナ特性や複数の物体反射による干渉で非常に複雑です。そこに埋もれている普通では無視されるような、しかし確定的に有意な反射境界を、解析学的信号処理を駆使してあぶりだすことによって、誰が見ても分かるような透視図を作ることが私の研究目的です。
  • Q3:所属専攻の授業だけでなく、他の学部・専攻の授業も含めて幅広く履修できることが東大の特徴です。 あらゆる視点から社会基盤学の位置づけとアプローチを考えるきっかけになり、昨今で求められる分野横断的な思考が身に付きました。 研究室生活においては、毎日議論してくださる先生と、尊敬する研究室の仲間達に囲まれて非常に刺激的な毎日を送っています。常日頃ホワイトボードを囲んで白熱した議論が繰り広げれられています。 私が所属している研究室は附置研究所の一つである生産技術研究所にあり、そこでも様々なイベントを通じて工学を中心とした最先端の研究を行っている他分野の先生や学生の方々とのコミュニティがあり、最高の環境で研究ができていると実感しています。
  • Q4:東大社会基盤学専攻は実際に入学しなければ分からないほど、たくさんの機会や刺激的な環境を私たちに提供してくださいます。社会課題解決を通してやりがいを感じる人、向上心、好奇心、探求心が人一倍強い人、世界に発信できる力をつけたい人と切磋琢磨しあえる事を楽しみにしています!



東京理科大学 理工学部 土木工学科 出身

寺園 結基

2022年3月 修士課程修了
  • Q1:専門分野を変えたかったから
  • Q2:鉄道会社で設備のメンテナンスを行っています
  • Q3:直接生かせる場面は少ないですが、授業で得た視野の広さや研究で得た論理的な思考力は役になっていると感じます。
  • Q4:学生はフラットな立場で活動できる最後の期間です。学部生活に不足を感じたら、大学院への進学を応援します。



山梨大学 工学部 土木環境工学科 出身

足立 幸太

2022年3月 修士課程修了
  • Q1:大学院への進学を考えたのは、学部での研究(水文分野)が自分の中で納得がいっていなかったことと、社会へ出る前にもう少しアカデミックを深めたいと考えたためです。大学院進学で東大社基を選んだのは、水文分野で優れた研究室があったこと、履修科目がどの分野の授業科目も受講可能だったこと、また、授業や研究室で英語を使う機会が多いと考えたためです。(ただ、正直な決め手は、事前に研究室見学に行った際の研究室の雰囲気や対応してくださった先生・学生さんたちの人柄に惹かれた部分が大きいです。)
  • Q2:日本工営株式会社上下水道設計部にて、国内外の案件に携わっています。
  • Q3:修論を進めていく過程では、論理的な思考や論述能力が鍛えられ、今の仕事にも活かされています。学生生活では、自身の分野外の授業も履修できたことから、より広い視野で物事を捉えられるようになり、世の中が以前より面白く視えるようになりました。何より、個性豊かな研究室の先生やメンバーと親交を深められたことが今の自分の糧となっています。
  • Q4:東大大学院での生活はもちろん大変な部分もありましたが、それ以上に得られたものも多かったと感じています。もちろん進学・就職にはいろいろな選択肢がありますが、その1つの候補として、東大の社基も考えて頂けると嬉しいです。もし、少しでも興味がある方は、気になる研究室の先生に話を聞きに行ってみるのも良いかもしれません。

東京大学本郷キャンパス
工学部1号館・11号館
〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
Last updated on 2020. Copyright © 2002 Department of Civil Engineering, The University of Tokyo. All Rights Reserved.
ENGLISH SITE Facebook
ページトップへ