社会基盤学科の卒業生

様々な分野の第一線で活躍する卒業生に、社会基盤学科に進学した理由や学科で学んだこと、
現在の仕事との関わりなどについてお聞きしました.

  • Q1 そもそもなぜ社会基盤学科(専攻)に入ろうと思ったのですか?
  • Q2 お仕事を選んだきっかけは何でしょうか?
  • Q3 今のお仕事とインフラとはどのような関わりがありますか?
    (どんな仕事をしていますか?社会基盤との関わりは進路選択に影響がありましたか?)
TOMOKI KUBOSHIMA
  • Q1:元々まちづくりや都市景観に興味があり、当時社会基盤にいたサークルの先輩の話や、駒場のガイダンスで、景観というのは建築・土木・都市計画の系統を超えて全体をマネジメントすることが重要だという話を聞き、こうした系統を横断的に学びたいと思ったことがきっかけでした。
  • Q2:社会基盤で学ぶ中で、構造物を作りあげる上での発注者側の技術者の役割の重要性を感じ、またインフラを支える仕事そのものにも魅力を感じていました。最終的に、発注者側の技術者としての業務の幅の広さ(計画から設計、施工まで関われること)と、首都圏の人々の生活を支えるという使命感の大きさで、今の会社を選びました。
  • Q3:文字通り社会基盤である鉄道の安全を支えることを経営の根幹としており、社会基盤学科の先輩方も数多く活躍しています。また現在当社は海外への鉄道インフラの輸出に関する業務に挑戦しようとしており、海外での仕事に興味のある人の活躍の場が広がりつつあります。
    なにより、人々の日常を支える仕事そのものに誇りを感じられるのは、社会基盤で学んだものにとって非常にありがたいことだと感じています。
MARIE ONGA
  • Q1:駒場の講義で、日本のみならず様々な社会を対象とした体験・研究活動の機会がありそうだと知ったことが、興味を持ったきっかけでした。当たり前ながら実社会に役に立つ工学を目指していると感じることができ、「公共に資する」という考え方に大きな魅力を感じました。
  • Q2:知人の紹介がきっかけですが、大学・大学院在学中、様々な研究および課外活動で、主に国際機関を含む公共セクターを対象としていて、民間でありながら公共政策に関わることのできる役割に興味を持ちました。
  • Q3:今の仕事では、ある意味新しいインフラ分野で、技術が社会で有効活用されるような環境を考え、発信しています。ですので、広い意味でこれまで研究でやっていたことや学んだこと、インフラとの繋がりが深いと考えています。また今後とも何かしらの形で、社会基盤に関わる、技術と社会の間を繋げるような役割を国際的に果たせて行ければと考えています。
TAKAFUMI KADONO
  • Q1:都市やそれを構成するインフラの計画・設計を生業にしたいと考えたから。当時の社会基盤学科・専攻は「海外」を前面に出していませんでしたが、「途上国開発論」という講義で途上国をフィールドにすることを意識し始めました。
  • Q2:新卒で選んだ仕事はエンジニアリング・コンサルタントの仕事で、インフラの建設による人々の生活向上に直接的に関与したく、途上国開発の道を選びました。その後、フィールドでの経験を途上国開発の上流の計画や案件形成に活かしたく、アジア開発銀行に転職しました。
  • Q3:コンサルタント時代は水力発電や農村電化のプロジェクトに従事しており、計画・設計・施工管理をしていました。さらにハードに対する理解を元に、社会環境影響評価、経済財務分析、インフラ事業に付随する社会開発などのソフト分野の案件に携わりました。現職のアジア開発銀行では、ほぼ一貫してエネルギーセクターを担当しており、発電、送電、配電設備に対する融資を主に手がけています。
NOBUHISA ABE
  • Q1:私の地元には横浜みなとみらい地区があり、港湾という貿易の拠点、商業施設、公園が一体となった空間に魅力を感じました。こうした空間の創出など、社会基盤学は人々の生活やアメニティ―向上に資する分野だと考えたからです。
  • Q2:日本のインフラ技術が、ODA等を通じて世界に貢献していることを学び、国として更なる貢献を目指すため、国家公務員を志望しました。また、社会技術という新たな研究に携わる中で、多様な価値観を俯瞰することの重要性を学び、インフラ整備も含め、多様なプロジェクトについて、予算等を通じて俯瞰的に考えることができる財務省を選びました。
  • Q3:現在は、財務省から総理大臣官邸に出向し、総理秘書官を補佐する仕事をしています。経済財政・社会保障・教育・農林水産業・インフラ整備など様々な政策に携わっており、学科で学んだとおり、多様な政策(=これが社会に必要だという価値観)を俯瞰することの重要性を実感しています。