駒場・総合科目「東京のインフラストラクチャー」にて,東日本大震災に関する調査報告を実施

駒場・総合科目(D.人間・環境一般)「東京のインフラストラクチャー」では,当初の予定を急きょ変更し講義の第一回,第二回において,東日本大震災に関する緊急特集を組むこととした.今般の大震災に対する専門家の見方,現象の本質的特徴,災害と技術システムの進化史的理解など,今回の大震災の爪痕を複眼的・俯瞰的視野から読み解きながら,被災地を如何に復興すべきなのか,今後我々は何をすべきか,復旧・復興に向けた未来像について考える機会を提供したい.

2011年夏学期【駒場・総合科目(D. 人間・環境一般)】
「東京のインフラストラクチャー?巨大都市東京をインフラから読み解く?」
木曜5限(16:20~17:50) 駒場523号教室

4月14日
日本大震災・緊急調査レポート(その1)

1)東日本大震災の爪痕:複眼的・俯瞰的視野から 家田仁(社会基盤学科・教授)
2)市街地の津波被害の様相?地理的・歴史的条件の違いと被災特性? 中井祐(社会基盤学科・教授)
3)地盤の液状化と盛土構造の被災状況?土の強みと弱さ? 東畑郁生(社会基盤学科・教授)
4)新幹線構造物の耐震設計と被災状況?技術は改良と検証によって進化する? 石田哲也(社会基盤学科・准教授)
5)建築物の被災状況?民間建築をどう強くするか?? 塩原等(建築学科・准教授)

4月21日
東日本大震災・緊急調査レポート(その2)

1)地震の発生と津波の発生そしてその被害?大津波は「想定外」か?? 佐藤慎司(社会基盤学科・教授)
2)被災後の都市機能とライフライン?大問題の下水廃棄物管理システム復旧をどう乗り越えるか? 福士謙介(都市工学科・准教授)
3)被災地域の再生に向けたヒント:各地域の特性を踏まえて 羽藤英二(都市工学科・准教授)
4)震災の広域的影響と大都市の脆弱性 石倉智樹(社会基盤学科・准教授)

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東京のインフラストラクチャー 東日本大震災緊急特集