留学・国際インターンシッププログラム

留学・国際インターンシッププログラム

当学科・専攻は、昨今のインフラ市場の国際化・グローバル化や日本企業の積極的な海外展開に対応するため、国際的に活躍するリーダーとなる人材の育成に力を入れています.ここでは、外国の異なる環境での生活経験や、社会や技術に関わる諸問題の発生している現場での体験、さらには世界各国の最先端の研究者や学生との交流を通じて、国際的な視野と行動力とを持った人材の教育を目指しています.そのため、比較的短期的に海外に出かける交流プログラムから、1ヶ月~半年間にわたる海外研修、国際機関でのインターンシッププログラム、さらにはダブルディグリーのための留学プログラムまで多様な機会が用意され、多数の学生が海外でいろいろな経験をしています.以下では、毎年開催されている代表的なプログラムを紹介します。

TSAプログラム

《概要》
ソウル国立大学、台湾国立大学、東京大学の3つの大学の社会基盤学分野の学生が集まり、共同で行う短期の学生交流プログラムです。TSAは、Trilateral Students Activitiesの略で、1993年以来、毎年開催されている伝統あるプログラムです。学生が主体的に運営し、韓国、台湾、日本が持ち回りで担当します。種々のイベントを通じて、新たな友人作りや人的ネットワークの形成に貢献しています。
《演習内容》
・時期:8月頃が多い
・期間:1週間程度(公式行事は4日程度が多い)
・対象者:当学科・専攻の主に3年生
・参加者数:毎年10~15名
・活動内容:現場見学、共通テーマに関するグループディスカッションなど
・参加費用など:航空券費・滞在費等は、学生の自己負担。
・その他の学科・専攻から支援等:担当教員が同行。また、イベント活動費等に関して一部支援。

海外実習プログラム

《概要》
海外の大学、研究所、公的機関や企業における1~2ヶ月間の海外実習プログラムです。2002年度から続けられており、参加者は累計で100名を越えました(2015年現在)
研修先は、諸外国の有名大学や企業の現場などで、当学科・専攻教員の紹介のあるところです。研修先候補は、毎年、特定の時期に、当学科・専攻からリストとして公開されます。研修生は、参加希望者の中から、選抜プロセスを経て決定されます。研修内容や期間などは、研修先によって異なります。
《演習内容》
・時期:夏期(7~9月頃)と春期(2~3月頃)
・期間:1~2ヶ月(研修先によって異なる)
・対象者:当学科・専攻の3年生以上の学部・大学院生
・参加者数:毎年5~7名
・活動内容:研修先によって異なる。現地大学での研究の手伝い、現地調査、企業研修など
・参加費用など:往復航空券費用と旅行保険の一部または全額が、学科・専攻より支給される。現地滞在費などは自己負担。
・その他の学科・専攻から支援等:各研修先の紹介教員が適宜アドバイス。研修成果の発表など、特定の条件が満たされれば単位が付与される。

ADBインターンシッププログラム

《概要》
社会基盤学専攻とADBとの間で作られた独自の長期インターンシッププログラムです。ADBは、アジア開発銀行(Asian Development Bank)の略称であり、アジアを対象とした国際開発金融機関です。2003年度より始められ、毎年2~3名の社会基盤学専攻の修士・博士課程の学生が、約半年間ADB本店(マニラ)に滞在し、ADBの実プロジェクトに関与する経験を通じて、国際プロジェクトの経験や知見を獲得しています。インターンは、参加希望者の中から選抜プロセスを経て決定されます。これまでに20名以上の学生がインターンとして派遣された実績があります。
《演習内容》
・時期:毎年7月頃~12月頃
・期間:約半年間
・対象者:当専攻の大学院生
・参加者数:原則的に2名
・活動内容:ADB内の特定の部署に所属し、ADB行員らの協力を得つつ、特定の課題に取り組む。ADB内で、9月頃に中間発表、12月頃に最終発表を行う。
・参加費用など:往復航空券費用、滞在費、旅行保険の全額が、学科・専攻より支給される。インターンシップ終了後、単位が付与される。

フランスENPCとの大学院修士課程共同プログラム

《概要》
東京大学大学院工学系研究科とフランスのグランゼコールの1つであるENPCとの協力による修士課程のダブルディグリープログラムです。ENPCは、フランスの名門グランゼコールの1つであり、ポンゼショセ(フランス土木学校)として広く知られる社会基盤学分野の有名校です.ENPCは、土木工学で傑出した多数の研究者を生み出しただけでなく、経済・金融分野でも有名であり、2014年のノーベル経済学賞の同校出身者でした.2010年度より始められ、毎年1~3名の社会基盤学専攻の修士課程の学生が、2年間フランスに滞在した後に、本学にて修士研究を含めた規定の単位を修得することで、両校から修士課程が授与されるプログラムです.これまでに4名の学生が当プログラムを修了し、現在4名の学生が留学中です.
《演習内容》
・時期:4月渡仏、翌々年の2月帰国が標準.コースにより違いがある.
・期間:2年間のフランス留学と1年以上の当専攻での講義受講および修士研究.コースにより違いがある.
・対象者:当専攻の修士学生
・参加者数:特に制限無し
・活動内容:2年間のうち、最初の半年間はフランス語の研修.残り1年半は、パリのENPCで講義受講.うち2ヶ月程度の短期海外企業研修が義務づけられる.コースにより違いがある.
・参加費用など:渡航費、学費、滞在費等は基本的に自己負担だが、ほとんど(過去に例外なし)のケースで何らかの奨学金が支給される.半年間の現地フランス語研修の費用は、基本的にENPC側の負担.コースにより違いがある.

その他のプログラム

《概要》
これら以外にも、世界銀行や米州開発銀行でのインターンシップ(いずれも米国・ワシントンDC)に参加する学生がいたり、当学科・専攻の教員主催で、新興国でのインフラ建設現場見学会(ベトナム、インドネシアなど)が行われたりしています.また、卒業研究・修士研究では、多数の学生が海外をフィールドに調査・研究を行っています.さらに、イアエステやアイセックなどの海外研修プログラムに自主的に参加する学生も多数います.
自分で積極的に海外研修や留学を目指す当学科・専攻の学生には、当学科・専攻からいろいろな形で支援が受けられる可能性があります.例えば、長期海外研修に行く学生には、当専攻の英語教師の特別授業が受けられるケースもあります.
詳細については、社会基盤学専攻・加藤浩徳教授へお問い合わせください.